「萌え」と美学特殊A

BARNEY2005-04-11

  • 「萌え」と美学特殊A

面白い記事がありました。「<「萌え」市場>書籍や映像、ゲームで規模888億円に」(→http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050411-00000060-mai-soci)

今日ガイダンスに出ていた美学特殊Aでは、W・ヴェルシュの言うところの図式で見る、という古典的な手法をしていたのだけど、それでは「萌え」には立ち向かえないわけです。例えば、うちのアーティスト・松浦浩之の絵(写真参照・ちなみにこの絵、現物は表面にたくさんのスワロフスキーがついていて、とても好きで、mixiの写真にも使わせていただいています。)は「萌え」なのではないかと思うのだけど、まだ「マンガ」くらいでしか分類されてない。画廊でも「萌え」を考える必要性を強く感じるね、と田畑さんと話していました。

  • 鍵岡正謹先生

美術史特殊Lは明治期から戦前あたりまでの日本美術の講義。今年から授業をもつことになった鍵岡正謹先生は、商学部出身で、1960年代頃の4大美術雑誌として『芸術新潮』『美術手帖』『みずゑ』にならぶ『三彩』で美術ジャーナリズムの道に入り、平凡社にて岡倉天心全集を創刊。その後、西武美術館(現・セゾン美術館)を経て、今年3月まで高知県立美術館長を勤めていた、とのこと。講義もとても面白かったし、美美出身じゃないのに館長までなったというキャリアに非常に興味を持った。

東京画廊が北京に開廊したことはご存知なかったようで、ちょっと話したらとても興味を持っていただけた。今度詳しく画廊の話をしたいなと思う。

そんなこんなで、久しぶりに画廊に来ました。仕事が溜まっております。ごめんなさい。