クラフトコンプレックス@マレーシア

マレーシアのクアラルンプールというビジネスと商業の中心地に、「ゴールデントライアングル」と呼ばれる一画があるそうで、そこは日本で言うと六本木みたいな、大使館とか高級住宅地がある観光地になっているそうです。行ったことある方いらっしゃいます?

その中に、マレーシアの工芸品、工芸博物館、ワークショップができるクラフトビレッジ、アーティストのアトリエとして使われる11の伝統的な木造家屋(そこに22人が暮らしている)などが組み合わされた「クラフトコンプレックス」という3.7haもある緑に囲まれた場所があるそうです。

どのくらいのレベルなのかも分からないし、アートと観光の比率も分からないけれど、このアートスポットはマレーシアの企業家開発省の外郭団体が運営しているとのこと、顧客、つまり海外から来たコレクターの視点に立った場所が既に作られているということは、そのうち日本なんてすぐに追い抜かれてしまうのでしょうね。

美大もアーティストのアトリエも、画廊も美術館も、全てが乖離してしまっているのが日本の美術業界の現状。真剣に考えてみたいものですね。

・銀座アートフィールド→http://www.tokyo-gallery.com/ginza/