ジェームズ・アンソール展@庭園美術館

BARNEY2005-04-28

友人と東京都庭園美術館のジェームズ・アンソール展(6月12日まで、http://www.teien-art-museum.ne.jp/)へ。最近ラブレスで18金のスカルネックレスを買うほどスカルブームの私は、PRに使われているスカルの絵を見てとても楽しみにしていたのだけど、ジェームズ・アンソール作品全体から見てもスカルが登場する作品は中後期、主に1985年以降の作品で、今回の展示作品数でいうと半分くらいである。

特にオイルオンキャンバスでスカルが描かれているのは少なく、PR全てに使用されている「仮面と死神」(右上写真参照)、チラシ裏面で大きく掲載されている「首吊り死体を奪い合う骸骨たち」といったオイルオンキャンバス&スカル作品は、この展覧会では例外といってもいい。

オイルオンキャンバス&スカルが彼の作品の特徴ならもっと借りてくるべきだし、借りられないのなら違うテーマ設定をすべきだったはず。

スカル、というのはキャッチーで分かりやすいが、彼が描いているヨーロッパ的な陰気というのは、スカルだけに象徴されるものではない、と思う。

併設のオープンカフェでランチをしながら、そんなことを考える。

  • 福笑

夜は恵比寿の福笑(http://d.hatena.ne.jp/BARNEY/20050324)へ。今日も室内は遅咲きの桜でいっぱいで、楽園のようだった。立地、雰囲気、お料理、お酒、接客含め、とても好きなお店。