秋葉原フィールドワーク②メイド喫茶

今日も萌え研究活動。今回はより細部を詳しく見ることに重点を置く。

このお店はソフマップのゲーム専門店。マンガ(静止画)→アニメ(動画)→ゲーム(インタラクティブ動画)という序列の中で、最後部に位置するゲームに特化しているという意味で、ターゲットはコア層だと推測される。

二回目ということで、私も余裕が出てくる。このお店は購入時にもらえるチケットを集めると、ポイント(おそらく現金代わりに使えるもの)もしくはテレフォンカードがもらえるようになっている。テレカは他店でも特典になっていたが、蒐集対象してまだ機能しているのだろうか。

そして、店内には作家直筆のサインが多数飾ってある。珍しい手ではないが、最近見ない手法だ。これはどんなファン心理をついているのだろうか。

これは元祖・アニメイト一階入ってすぐの写真。ポップのこだわりが逸脱。この特殊な萌え用語によって、顧客は世界に入り込めるのだろう。つまり、体験。

グッズは文房具が多く、値段は主に¥200〜。フィギアのみ一万円を越すものがあるが、ほとんどのものは「最近見たことのない」値段設定。とにかく安い。あとで友人が100円ショップよりは高いと気付き、納得。私は友人たちへのお土産ということで大量大人買いを決行。

ここでは先着特典でポスターがもらえるようだ。店舗によって特色があると思われる。そして、全て本はビニールに包まれている。立ち読み防止策かと思いきや、ほぼ全ての本に試読本は用意されている。「大事に読んで保管」というコレクター心理をついていると思われる。

他にもたくさんポイントはあるのだけど、長くなるのでメイド喫茶の話を書こうと思う。ここは日比谷線秋葉原駅徒歩1分程度のところにある「ぴなふぉあ」(http://pinafore.jp/、TEL:03-5295-0123)。店名も萌え用語っぽい。ここもポイント制で、1000円で1ポイント、30ポイントでメイドさんと写真が撮れるとのこと。秋葉原では会員ポイント制が基本のようだ。

席はカウンターとテーブル席に別れており、ビストロスタイルなのでカウンター席からはメイドさんの調理風景が見えるようになっている。そのため、テーブル席はカップルや女性客もいるが、カウンターにはアキバスペック完全装備(ネルシャツ&Tシャツ・リュック・伸びた髪)の男性客が多い。とはいえ、カフェの客以上のセクハラ言動は見えない。おそらくそういう男性客はイメクラに行くのだろう、とのこと。駅付近にはメイド専門イメクラもあり、やはりニーズはある模様。

ここも安い。レディースセットは900円でパスタとサラダとコーヒー。決してマズいわけではない。写真はアイスカフェオレ。メイドさんのオリジナルカクテルやオムライスにケチャップで好きな文字を書いてくれるというサービスなどもある。

私が感じたことは、食事をしている感じがしないこと。おもちゃを食べているよう、まるでおままごとのような感じ。おままごと用のおもちゃの方が高いだろうけど。

でも友人とお茶していると、ふとここがメイド喫茶であることを忘れる瞬間がある。2回目にして、この感覚。恐るべし、秋葉原