ウナセラ・デイ・トーキョー@世田谷美術館→たばこと塩の博物館

BARNEY2005-05-29

天気も良かったので、友人と朝から世田谷美術館(オシャレHP!→http://www.setagayaartmuseum.or.jp/)へ。最寄駅は用賀、六本木から車で30分くらい。砧公園内にあるので、緑がいっぱい。そして、板橋区立美術館との違いは、建築がその緑をきちんと活用できていること(笑)とにかく、世田谷っぽいオシャレ感に満ちている美術館です。「芸術を心の健康を維持するものと位置づけ」というところが、何とも世田谷っぽい。

写真のグループ展「ウナセラ・デイ・トーキョー」は、あまりにも展示が汚かった。写真が浮いているし、画鋲は曲がっているし。意図してなら、その意図は伝わなかった。予算がないのと、展示が汚いのは違うと思う。

その点、常設エリアの「村井正誠・その仕事−色彩とかたち、日常の風景 知られざるオブジェたち」展は良かった。1986年の「前衛芸術の日本1910−1970年」展@ポンピドーセンターにも参加していた、抽象の代表的な美術家、とのこと。ムサ美の名誉教授だったそうなので、今度社長に聞いてみようっと。

ちなみに、6月19日14:00から、村井正誠アトリエを村井正誠美術館に改築した隈研吾と、世田谷美術館館長・酒井忠康が講演をするそうです。6月11日からはベルギー・ゲント美術館展が開催されいているので、お時間あればぜひ。

その後、表参道でぶらぶら新作チェックをして、渋谷の公園通りまで来てもまだ暗くなかったので、もう20年間気になり続けていた、たばこと塩の博物館(http://www.jti.co.jp/Culture/museum/WelcomeJ.html)へ行ってみたら、超面白かった!塩博士が出題したクイズ、全問正解で100点でした!(笑)なんてったって、入場料100円なのに、この展示の凝り様。
その上、企画展示もしているようで、6月2日からは「ある日のメルカード風景」展という、マヤ文明を代表する遺跡があり、マヤ系先住民比率の高い、中米・グァテマラ共和国のアートの展示が!これは行かねば!ですよね。6月11日14時からの「グァテマラ・マヤの祝祭儀礼をめぐる社会」という、大阪経済大学教授・桜井三枝子の講演会も期待大です。