アンパンマン展@萬鉄五郎記念美術館

日本の美術業界において、"マンガ"はブームを超えて、もうそろそろ一つのメジャーなジャンルになりつつあります。メインカルチャーを扱う現代美術の画廊として、"マンガ"からは一線を画してきた東京画廊も、11月末から初めて"マンガ"(松浦浩之個展「SUPER ACRYLIC SKIN」)に挑戦するご時勢。"マンガ"の筆頭・村上隆はちゃんと論文も出してるしもう"マンガ"のうちに入らないだろうなと思うくらい、ミッフィー展からガンダムまで、各地各美術館趣向を凝らして展覧会を開催しています。

そりゃ地方の美術館だって放ってはおきませんよね。とはいえ、岩手県にある萬鉄五郎記念美術館(http://www.yorozu-unet.jp/)で開催される「やなせたかしの世界展」のポスターを見た時には( □ )ポカーン となってしまいました。
だって、やなせたかしって、アンパンマンですよ?!萬鉄五郎美術館なのにアンパンマンの原画展って…ポスターを見たところ本当にただの原画展らしく、そこに意図や学芸員の思いや時代背景の分析などが見られないのに新しいジャンルを扱っても、誰も美術として楽しめないのではないかと思いました。

ちなみに、松浦個展のプレスリリース、HP上(http://www.tokyo-gallery.com/tokyo/)からダウンロードできますので、よろしければご覧ください♪