マイケル・ムーア+グレン・グールド>SFC

今日一限の技術政策論で学んだ通り、クーンの「パラダイム論」で説明されているモード論、『現代社会と知の創造−モード論とは何か』(丸善)からもわかるように、慶應大学SFCという湘南の田舎にあるキャンパスは、モードⅡのような(具体的には若干異なるのだが)理念を持っている。つまり、体系立てて知が蓄積され、個別特化した専門分野ごとに各々の秩序を持って知識生産が進められるモードⅠ(簡単に言うと東大とか三田とか)ではなく、問題解決型で、社会的な実用性・効率性が顧慮され、異なった専門知識を持ち寄って知識生産が行われるモードⅡである。

4年経った今でも斬新だなと思う授業は多々あり、母校愛を感じさせられる瞬間も多々あるのですが、モードⅡは何の専門分野も持たない若年層には厳しい環境でもあります。正直、シグマも分からない私には経済の授業はチンプンカンプンです(経営と経済は違います・苦笑)

単位のために頑張りつつも、今日学校で一番何かを得た瞬間というのは、ちょっと前に流行ったマイケル・ムーアの「アホでマヌケなアメリカ白人」とグレン・グールドのドキュメンタリーDVDを発見したとき、というのが本音。

  • 銀座アートフィールド

以前に何度かお話したと思うのですが、銀座アートフィールド(http://www.tokyo-gallery.com/ginza/)という講義プログラムが始まります。これは若干名の選ばれた美大生に第一線で活躍する美術評論家や建築家からその専門分野についてお話いただく、という豪華企画なのですが、一般の方にもこれまた若干名ながら開放しています。よろしければHPよりご応募ください!