『美術手帖』のターナー色彩の広告

BARNEY2006-02-20

  • 今月号(2006年3月号)の『美術手帖』を見ていたら

記事より気になる広告がありました。ターナー色彩株式会社(http://www.turner.co.jp/)のゴールデンアクリリックスの広告。

明治時代に一世を風靡した御園白粉の広告のような、いわゆる役者頼りで商品を宣伝する基本的なタイアップ広告なのですが、最近オペラシティの「project N」で展示していた小林浩のインタビューが、とてもきれいにデザインされています。5ページフルカラーという贅沢な構成に、石井芳征氏によるアトリエインタビュー。まぁ、ここまでだったらまだ「いいじゃんー」で終るのかもしれないのですが、最後に「私の一色」というコーナーが小さくあり、とても好感が持てる紹介が掲載されているんですね。

「僕の絵は、青を基調にしているので、青系の絵具をよく使うのですが、とくにディオキサジンパープルをコバルトブルーに混色したものをぴんぱんに使ってます。赤みのあるこの色を混ぜると温かみのあるオアになるので気に入ってます。メディウムを混ぜるとさらに発色がよくなって色に強さが加わるんです。」

これは買いたくなるでしょー美大生だったら、ディオキサジンパープルとコバルトブルーを買って絶対混ぜてみますよ。友達を家に呼んで、「この色、超温かくない?」とか盛り上がっちゃいます。ほんと。

非常に良い広告なので、東京画廊のアーティストもぜひ取り上げていただきたくなりました。イメージとしては、西澤千晴・松浦浩之のアクリリック・オン・キャンパスライン。いかがですか、ターナーさん。

  • 菅木志雄展の広告も

ちなみに、18日から小山登美雄ギャラリーと東京画廊で同時開催している菅木志雄展の広告も掲載されてました。小山さんお金持ち〜♪