ゴッホ展@近美

今日は国立近代美術館で開催中のゴッホ展へ。


とにかく混んでます!!万博より混んでるんじゃないかと思うくらい(笑)私たちが行ったときはちょうど2時頃だったのですが、1時間待ちと言われました。他の展覧会に比べ年齢層も20〜30代が多く、子連れもいました。こんなに混んでいるのに不平を言わない子供はすごい。(ちなみに、私はこの日一緒に行った友人と喧嘩しました。ごめんなさい。)

作品は、オランダ・ゴッホ美術館の所蔵作品が大半を占めていたので、さぞや大変な保険金が掛けられてるのだろうなーと思うと冷や汗。

  • 展示方法=軸

アルル時代の「種をまく人」がゴッホの宗教観と色彩観を象徴しているように思われる。また、サンミレ時代の模写の連作はかなり迫力があった。こういう絵は初めて観た。
私が見ていたゴッホの作品は、主にパリ時代だということを知る。自分の頭の中で作品が体系立つと、話せるようになる。
体系立たせるのには軸が必要なわけだが、彼の精神状態=土地という軸で切った今回の展示は、印象派専門家に言わせればつまらないのかもしれないが、初心者にとっては一番分かりやすい。私たちはゴッホの絵を観る時、静物画や風景画としての素晴らしさよりも、彼の生き様、つまり狂気という軸で作品を見ているということ。
誰にどの軸で見せるかというのは非常に重要なはずだが、実務ではどのように議論されているのか気になるところ。


お土産コーナーでは、50万円前後のボーンチャイナのレプリカが、売れているものは一作品30点以上売れていました。思わず拒否反応が出て避けてしまったが、ちゃんと営業のコツを学んでくるべきだった。