志賀直哉、下北沢

  • オリジナル・レプリカ・コピー@美学特殊A

今日は美術における複製品についての話。複製品はレプリカ(模写)とコピー(模造)に分かれるのだが、元々はルネッサンス初期のアカデミーの創立によって必要となった石膏デッサン用の鋳造品が起源、とのこと。その後、中国では7世紀、西洋では15世紀に木版画という技法が登場し、16世紀にはライモンディによるラファエロの版画化でブーム到来。19世紀に入ると、写真、映画という機械的な複製技術(職人技が必要ないという意味で機械的)が登場。20世紀で開花する、という一連の話。

なぜ中国は木版技術を先に開発していたにもかかわらず西洋に負けるのか、ということを考えざるを得ない。

語り・呼称・タイトルのレトリックによって「小説の神様」と呼ばれるようになった志賀直哉の『小僧の神様』という小説の授業・第二回目。文学部国文学専攻にとっては当たり前の話らしいが、私にとっては聞くもの全てが新しい発見に繋がるので面白い。学生の論のインサイトの深さに驚く。


学校の後、明日から始まる「メコン 旅の100日・100色の絹」展(→http://d.hatena.ne.jp/BARNEY/20050401)の搬入のお手伝いたのために下北沢へ。駅を降りた途端、古着屋さんとかカフェがいっぱいあって感激!会場のMACA GALLERYがあるのは少し歩いた閑静な住宅街の中で、MACA GALLERYもすっごくオシャレ♪
お着物もとても素敵で、私は写真にある赤いお着物が特にお気に入りです。主催の野中さん(今回のお着物のプロデュースをしている西陣織の若旦那)に買ってちょうだいとお願いしたら、主催が買ったらダメだろう、と怒られてしまいましたが(笑)

元気に働き、とってもルンルン気分だったので、帰りにTOCCAのワンピースとスカートを購入。明日から楽しみ〜