金沢②金沢21世紀美術館!妹島和世+西沢立衛/SANNA展

BARNEY2005-05-22

都ホテルで朝食ビュッフェを食べ、10時前早々に金沢城右下に位置する石川県立能楽堂へ。地元の流派と思われる舞の発表会をしていたので見学。

  • 県美、藩老本多蔵品館

この辺り一体は美術館エリアになっています。まずは能楽堂の目の前にある藩老本多蔵品館へ。超かっこいい甲冑などが展示されていて、朝にも関わらず盛り上がり始める。こういう常設展が充実=コレクションから成り立ち、そのコレクションに必然性のある博物館は、やはり面白い。

次は隣接の石川県立美術館へ。古物はもちろん前田家伝来モノと九谷焼、野々村任清の国宝部屋、石川県出身者の作品の近代以降の作品で構成される。

通称・美術の小路(小さな滝があるとても雰囲気のいい裏道)を下ると、金沢市立中村記念美術館(http://www.city.kanazawa.ishikawa.jp/bunho/nakamura/)。茶道具を中心とした中村氏のコレクションを展示したもので、疲れてきたのでお抹茶をいただく。

そして、中村美から徒歩2・3分で金沢21世紀美術館(写真は秘すれば花http://d.hatena.ne.jp/BARNEY/20050329にも出品中のマイケルリン)に着きます。かなり疲れ始めていたのでまずランチ。近江町市場(通称・おみちょ)の魚を使ったランチコースは金沢に求めていないモダンアレンジだったけれどかなり満足。美術館の重要な要素である食部分はOK。

本日まで開催していた企画展・妹島和世西沢立衛/SANNA展と巡回展・世界の美術館展はどちらも建築系。ざっくり流行を読むにはもってこいだったはず。市民ギャラリーでは金沢美術工芸大学卒業生のアートディレクターやデザイナーによる大里帰り展、おそらく地元の新人アーティストの発掘が目的とされているデザインギャラリーでは九谷焼を使った風景の感じ方−高橋治希展。

常設展示のジェームズ・タレルの作品が、昼と夜(前日観たのは夜だった)とで全く違うのにはびっくりした。さすが光のアーティスト。

昨日で大好きになってしまった野村家にもう一度行き、二階茶室でのんびりする。その後、谷口吉郎建築の金沢私立図書館を見て、おみちょを通って、ひがし茶屋へ。伝統的なお茶屋建築が見学できる重要文化財・志摩でまたのんびりと時間を過ごす。

お土産の和菓子や日本酒を買い、最終の飛行機に乗る。家に着いたのは10時前。とても充実した週末だったなぁーー二日間で事前準備全くなしでも(苦笑)こんなに楽しめるなんて、国内旅行もいいものですね。