国立科学博物館館長の給料

BARNEY2005-09-01

就職先での研修ももう3週間目が過ぎようとしています。早い!最近は財務諸表とか事業報告書とか小さい字を読むのが得意になってきて(画廊では写真を相手にしているので字を読むのが苦痛で・苦笑)興味本位でいろんな美術館の財務諸表とかを見ています。

それで、今流行りの国立科学博物館(縄文vs弥生展がやってますね!超行きたい。。http://www.kahaku.go.jp/)の財務諸表を見ていたら、「役員報酬基準の概要 館長1,069,000円…その他諸手当については、当館役員給与規定に基づき支給」とあって、ふと考えてしまいました。

これは安いだろ?!

民間の雇われ社長なら1000万はありえないよなぁ。手当てをいくらもらってるのか分からないけど。
もちろん、美術業界的な感覚でいうと高いと思うし、交付金収入が入場料収入の10倍で、平成15年度も1000万強損失を出しているにもかかわらず、1000万もらってるってのも何かなぁとは思うのですが、たとえばコンサルティングが財務の立て直しに入ったら一番下っ端のアソシエイトだってそんなフィーじゃ雇えないわけで。

お金を重要視していない人にいくら経営のこと考えろって言ったって、無理だと思うんですよね。

館長の佐々木正峰さんは科学博物館のHPで「業務の効率化を図るとともに、お客様の満足を得られるよう、種々の工夫を取り入れ、新たな取組を進めてまいる所存です…私たち館員一同は、これからも一致協力して、魅力的で開かれた科学博物館となるよう努力してまいる所存です。」と言っていて、なんかとてもやる気が伝わってくる感じだし、まだちゃんと経年比較見てないけど入場料収入の割合は確実に増えてるし…

なんか複雑な心境です。